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診療のご案内

リハビリテーション科

基本理念

私たちリハビリテーション科は、医師の指示にもとづき、患者様の状態に応じたリハビリテーションに取り組んでいます。また、チーム医療として各部門と連携して心身の改善に向けた支援を提供できるよう取り組んでいます。

施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
がん患者リハビリテーション料

理学療法(理学療法士19名)

疾病や疾患により「寝返る」、「座る」、「立つ」、「歩く」など基本的動作に支障を来した方を対象に、機能の維持や回復を支援します。下肢を中心に関節の動きを良くする「関節可動域訓練」、筋力をつける「筋力強化訓練」、立ち上がりや歩行などの「基本動作訓練」を提供しています。また、肺炎や内部障害に対しても、呼吸リハビリテーションや離床の機会を提供し、寝たきりを防止できるような評価・訓練・支援を行っています。

作業療法(作業療法士4名)

疾病や疾患により日常生活動作に支障を来した方を対象に、機能の維持や回復を支援します。上肢を中心に関節の動きを良くする「関節可動域訓練」、筋力をつける「筋力強化訓練」、手先の動きを良くする「巧緻動作訓練」や「食事動作」、「整容動作」、「排泄動作」、「更衣動作」、「入浴動作」の日常生活動作、「就労復帰支援」、「家事動作」などの生活関連動作に対し個別性を重視した評価・訓練・支援を行っています。

言語聴覚療法(言語聴覚士3名)

疾病や疾患により摂食・嚥下(食べること・飲むこと)が困難になった方に対し、訓練や指導などを行っています。また、医師・看護師・管理栄養士と連携し、摂食・嚥下面のみならず、栄養面にも考慮した食事形態の選定なども行っています。他にも発語機能(発声・発音)に障害のある方、失語症状(話す・聞く・読む・書くなどの障害)や高次脳機能障害(注意・理解・記憶・遂行機能など)を来した方に対し、コミュニケーション能力などの改善を目的に、評価・訓練・支援を行っています。

物理療法(受付助手1名)

ホットパック、手浴および足浴、頚椎および腰椎牽引機器、低周波治療器に対応しています。

日常生活動作の評価について

当科では、日常生活動作の評価にFIM(機能的自立度評価法:Functional Independence Measure)を用い、介入時から退院時まで定量的に評価を実施しています。(※1)

※1 FIMとは

運動項目:13項目
■セルフケア(食事、整容、清拭、更衣、トイレ動作)
■排泄コントロール(排尿コントロール、排便コントロール)
■移乗(ベッド・イス・車イス・トイレ・浴槽)
■移動(歩行・車イス、階段)

認知項目:5項目
■コミュニケーション(理解、表出)
■社会的認知(社会的交流、問題解決、記憶)

2つの項目を7段階、1(全介助)から7(完全自立)の計126点満点で自立度を評価します。入院時より退院時に点数が増加していると改善していることが客観的に評価できます。