消化器内科
当院「消化器内科」では口から肛門までの消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)、および消化に関係した臓器(肝臓・胆のう・胆管・すい臓)の診療を行います。
こうした多岐にわたる器官・臓器の病気を診断するため、当院では消化管内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ・内視鏡的逆行性膵胆管造影検査/ERCP)、腹部超音波検査(エコー)、腹部CT検査、腹部MRI検査を積極的に行っています。
<消化器内科の特徴>
■苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラ検査
胃カメラ検査は多少の苦痛を伴う検査です。但し少しでも苦痛を緩和できるよう、少量の鎮静薬を用い、睡眠状態で検査を行うことも可能です。また、当院では鼻から挿入する経鼻内視鏡検査も行っています。
大腸カメラ検査では鎮静薬に加え、腹部の張りを少なくするガス(二酸化炭素)を用いることも可能です。
■新しい内視鏡診断方法の採用
当院の内視鏡検査は、オリンパス社製の最新機種を用いて行います。この内視鏡には、NBI観察(特殊な波長の光を照射して病変を詳しく観察する)や拡大観察(内視鏡画像を拡大してより詳細に観察する)などの新しい機能が備わっており、これらを駆使することで、“がん”の早期発見につなげています。
■積極的な内視鏡治療
早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術、内視鏡的大腸ポリープ切除術、総胆管結石や閉塞性黄疸に対する内視鏡治療、食道静脈瘤に対する硬化療法・結紮術、内視鏡的胃ろう造設術など、多様な内視鏡治療に積極的に取り組んでいます。
また、消化管出血や消化管異物など、緊急の内視鏡治療にも可能な限り対応しています。
■ピロリ菌の検査・治療
ヘリコバクター・ピロリ菌は胃・十二指腸潰瘍をはじめ、さまざまな病気の原因であることが判明しています。特に胃がんの発症に関わっていると考えられることから、2013年には胃がんの発症を予防するため、ピロリ菌感染胃炎に対する除菌治療が保険適応となりました。当院ではピロリ菌の診断および治療を行っています。ピロリ菌が気になる方、除菌を希望される方はご相談ください。
■ウイルス性肝炎に対する最新の治療
B型肝炎やC型肝炎に対する抗ウイルス療法は、従来のインターフェロンに加え、核酸アナログ製剤などの新しい治療法が開発されています。当院では肝臓病専門医が最適な治療法を選択し、治療を行っています。
診療受付時間
平日:月~土曜日
診察時間 | 受付時間 | |
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午前診察 | 9:00~12:00 | 8:00~12:00 |
午後診察 | 14:00~17:00 | 13:30~17:00 |
診療対象となる症状
■食道
逆流性食道炎
食道裂孔ヘルニア
食道静脈瘤 など
■胃・十二指腸
ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
早期胃がん など
■大腸
大腸ポリープ
早期大腸がん
炎症性腸疾患 など
■肝臓
ウイルス性肝炎(B型肝炎、C型肝炎)
肝硬変
肝臓がん など
■膵臓
急性・慢性膵炎
膵腫瘍 など
■胆道
総胆管結石
閉塞性黄疸 など
医師のご紹介
亀田 夏彦 | (かめだ なつひこ) |
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- 略歴
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平成12年 大阪市立大学 医学部 卒業 - 資格
- 医学博士
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器病学会 指導医、専門医
日本消化器内視鏡学会 指導医、専門医 - 所属学会
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- ・日本内科学会
- ・日本消化器病学会
- ・日本消化器内視鏡学会
- ごあいさつ
- なにわ生野病院消化器内科では、苦痛の少ない内視鏡検査に取り組んでおります。過去に胃カメラ検査や大腸カメラ検査で苦痛を感じられた方や、検査を受けようかどうか迷っておられる方は、ぜひ一度ご相談ください。
施設認定
日本消化器病学会 認定施設 |
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日本消化器内視鏡学会 指導連携施設 |